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ジンクス破りの優勝~1999年シーズン列伝~

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1999年(平成11年)-中日ドラゴンズ
監督 星野仙一
二軍監督 仁村徹
開幕投手 川上憲伸
観客動員数 2,541,000人 1試合平均 37,368人
1999年選手名鑑 |  投手成績 |  打撃成績 |  試合一覧 |  入退団選手 |  日本シリーズ | 

チーム
1 中日 135 81 54 0 .6000 -
2 巨人 135 75 60 0 .5556 6.0
3 横浜 135 71 64 0 .5259 10.0
4 ヤクルト 135 66 69 0 .4889 15.0
5 広島 135 57 78 0 .4222 24.0
6 阪神 135 55 80 0 .4074 26.0

1999年主なタイトル・記録
タイトル 名前 記録
MVP - 野口茂樹 -
打率 2 関川浩一 .330
防御率 2 野口茂樹 2.65
防御率 3 山本昌 2.96
防御率 6 武田一浩 3.50
勝利 2 野口茂樹 19
セーブポイント 2 宣銅烈 29
リリーフポイント 1 岩瀬仁紀 28.15
ベストナイン ゴメス -
ベストナイン 関川浩一 -
単打 1 関川浩一 134
犠飛 1 ゴメス 9
三振 1 福留孝介 121
登板 1 岩瀬仁紀 65
先発 1 野口茂樹 29
投球回 1 野口茂樹 203.2
オールスター - 武田一浩 -
オールスター - 落合英二 -
オールスター - 野口茂樹 -
オールスター - 福留孝介 -
オールスター - 関川浩一 -

1999年主な先発オーダー
打順 守備 名前
1 7 李鍾範
2 6 福留孝介
3 8 関川浩一
4 5 ゴメス
5 4 立浪和義
6 3 山崎武司
7 9 井上一樹
8 2 中村武志
9 1 野口茂樹

昨年の12球団一の防御率にパの最多勝武田一浩を加え、盤石の投手陣。開幕前より優勝候補の筆頭であった。
その投手陣に打線ががっちりとかみ合い、開幕カード(広島)は完投投手なし本塁打なしだが3連勝を飾る。
続く横浜3連戦は、初戦に武田完封、中村2ホーマーと快勝。その勢いで3タテを食らわし6連勝。
7戦目は今季初遠征の甲子園での阪神戦。井上のタイムリーで延長戦を制し、セリーグ及び球団の36年ぶり開幕連勝タイ記録。
続くヤクルト3連戦は、乱打戦あり、武田の連続完封ありで3タテし、これで10連勝。
続く巨人戦を6-1でモノにし、プロ野球タイ記録の開幕11連勝を記録した。
この時点で、チーム打率は.315。ホームランは6本ながら得点67はもちろんリーグ1。投手陣も負けていない。チーム防御率は脅威の1.53。投手10傑の上位4人を独占する。

その勢いで4月は16勝6敗のハイペース。井上一樹は恐怖の7番打者として、開幕21試合連続安打と活躍する。

だが、5月に入ると4月の勢いがなくなってくる。
5月8日に広島佐々岡にノーヒットノーランを喫したのに始まり、武田の不振、川上の中継ぎ降格、落合のスランプ、サムソンのケガなど投手陣にほころびが出始めた。
6月はさらに不振が続き、5日から5連敗。とうとう阪神に首位の座を明渡すこととなる。

6月後半になると不振だった投手陣にも光明が見え始め、武田、野口、川上が完封勝利を挙げ、チームの勢いも上がり始める。
7月に入ると完全に4月の勢いを取り戻し、7月2日のヤクルト戦から野口の2完投を含む破竹の8連勝。ルーキー岩瀬が中継ぎの柱として確立。復帰したサムソンが中継ぎに回ったことも大きかった。
打線では関川が3割4分前後の高打率をキープ、ゴメスも好機に本塁打を放ち、チーム打率は低いが得点能力は高かった。
前半戦は50勝33敗の首位で折り返すこととなる。

8月のヤマ場は2位巨人との17日からの3連戦であった。
初戦、巨人のルーキー上原に完全に押さえられ敗色濃厚であったが、9回代わった抑えの槙原を攻め、関川のサヨナラ打で逆転勝ち。
2戦目は武田-落合-サムソン-宣の必勝リレーで快勝。3戦目は0-5から追いつき延長12回に渡辺のサヨナラ打で3タテを食らわし、巨人とのゲーム差7.5となりペナントの趨勢はほぼ決まったと言ってよかった。
8月24日には球団史上最速のマジック27が点灯する。

だが、9月に入ると勢いが鈍った。4日の広島戦で福留がサヨナラ落球するなどし、14日からの巨人戦に連敗するとゲーム差1.5まで詰め寄られた。

だがここから3連勝して窮地を脱し、21日の広島戦から8連勝し一気に優勝を決めた。

実質的な優勝決定試合は26日、ナゴヤドーム最終戦の阪神戦であった。
武田・川尻の両先発で始まったこの試合。2-1で迎えた9回表、1人1殺の落合、岩瀬がそろって安打を打たれ、満を持して登板した宣銅烈がジョンソンにまさかの逆転3ランを打たれる。
しかし、ドラマはここから始まった。9回裏1死後、ゴメスの左前、立浪の右前で1、2塁。迎えた6番山﨑が右中間スタンドへ特大逆転サヨナラ3ランを放った。
打った瞬間手を天に突き上げたシーンはファンの脳裏に焼きつき、迎えた星野監督の目には涙が浮かんでいた。

日本シリーズの相手は2年連続優勝の王ダイエー。だが、中日はあっけなく1勝4敗で敗れ、日本一の栄冠をつかむことはできなかった。

また、中日の歴史上、前半戦首位ターンすること7度目にして始めてリーグ優勝を果たし、「首位ターンに優勝なし」のジンクスを破ることになる。

ウェスタンリーグでは筒井壮が首位打者を獲得した。

(コマンチ@管理人:2002/08/08)